炭焼き・穴掘り・支柱立て!EdiblePark茅ヶ崎のパーゴラ拡張大作戦

炭焼き・穴掘り・支柱立て!EdiblePark茅ヶ崎のパーゴラ拡張大作戦

Green Rhythm代表のコジマが参加しているコミュニティ農園「EdiblePark茅ヶ崎」。以前の記事でも、一般的な貸し農園とはちょっと違うというお話をしました。メンバーが普段どんな活動をしているのか、さらにご紹介していきたいと思います。
EdiblePark茅ヶ崎の大きな特徴の一つが「欲しいものは自分たちで作る」というスタンス。野菜を育てるだけではなく、畑に必要なら小さいものから大きいものまで、身近な素材をうまく活用して自作してしまおう!という人たちが集まっています。

今回は、夏に涼しい日陰を提供してくれるパーゴラ(植物のつるを絡ませる棚)を作る過程に密着しました。

※ここで書いているのは、あくまでもEdiblePark茅ヶ崎でのパーゴラの作り方です。土質や材料によって作り方は変わります。また、細かい手順を省いている箇所もあります。パーゴラを作りたいとお考えの方は、専門知識のある方にご相談されることをおすすめします。

EdiblePark茅ヶ崎のパーゴラをさらに広げたい!

実は、EdiblePark茅ヶ崎にはすでにパーゴラがあります。材料の竹は、メンバーさんの伝手で、茅ヶ崎や鎌倉の竹林から伐採させていただきました。材料調達からなるべく自分たちでやるのがEdiblePark流!竹林整備にもなるので一石二鳥ですね。
今あるパーゴラを作ったのは2019年7月なので、すでに1年以上経過していますが、台風にも耐えましたし、どこも壊れることなく健在です。

日陰をもっと広くするため、現在のパーゴラにつなげる形で増築する計画が持ち上がりました。1日で全てを終えるのは大変なので、この日は支柱を立てるところまでやることに。
支柱を立てるまでのステップは、大まかにこんな感じです。

  • 竹炭を作る。
  • 支柱用の太い竹を、長さを揃えて切る。
  • 支柱を立てるための穴を掘る。
  • 掘った穴に支柱を立てて、砂利と竹炭で埋める。

現在のパーゴラ

現在のパーゴラ。ヒョウタンやヘチマなどのグリーンカーテンが育っています。(2020年8月撮影)

まずは、竹を焼いて炭を作るところからスタート

EdiblePark茅ヶ崎では、炭焼きも自分たちでやります。短い時間で効率良く炭を作るために「無煙炭化器」というものを利用しています。(無煙炭化器の詳しい仕組みについては、ここで説明すると長くなってしまうため、割愛します。ご興味のある方は調べてみてください)

周りに燃えやすいものがないことを確認し、水を入れたバケツを用意するなど、安全対策をとって炭焼きを行います。
大量の竹が一気に燃えていく様子は圧巻です!冬にやると暖かいのでみんな近寄りますが、夏にやると暑くてたまらないので、火の番をする人以外はみんな離れていきます(笑)

無煙炭化器を使った炭焼きの様子

無煙炭化器を使った炭焼きの様子。炭になると量が減ってしまうので、一度にたくさん焼きます。(2020年8月撮影)

炭を焼いている間に、支柱を立てる位置を決めたり、支柱にする竹を切ったりしておきます。こまごまとした指示がなくても、一人一人が自分のやるべきことを判断してサッと動けるのは、数々の作業を一緒にこなしてきたメンバーならではですね。

ダブルスコップで穴を掘るときは「垂直に落とす」のがコツ!

次は、支柱を立てるための穴を掘ります。穴掘りには「ダブルスコップ」という道具を使います。
簡単に説明すると、2本のスコップがハサミのように組み合わされた形をしているので、掘った土を挟み込んで上に運び出すことができます。そのため、丸くて深い穴を効率良く掘れるという優れものです。複式ショベル、抱きスコップなどの呼び方もあるようです。

普通のスコップを使う感覚だと、自分の体重を乗せて地面に突き刺そうとしてしまいますが、ダブルスコップは重力に任せて垂直に落としていけばうまく穴が掘れるということを、この日使っていた方から教えていただきました。
自分ではダブルスコップを使ったことがほとんどないのですが、いずれ挑戦してみたいと思います。

ダブルスコップで穴を掘っている様子

ダブルスコップで穴を掘っている様子。あっという間に、50cm以上の深い穴になりました。(2020年8月撮影)

穴を掘ったら、その中に砂利と竹炭を敷き詰めます。 ある程度敷き詰めたら支柱を立てて、垂直になっているか確認しながら、少しずつ、砂利と竹炭で支柱の周囲を埋めていきます。こうした作業も、メンバー同士の「あうんの呼吸」でテキパキと進めることができました。

2本の支柱を立て終えたところ

無事に、2本の支柱を立て終えました。作業の成果を眺めてみると、はればれとした気持ちになります。(2020年8月撮影)

そして作業は続く・・・

パーゴラを完成させるためには、梁に相当する竹材を横に渡す必要があります。その作業は今後行っていく予定ですので、できればまた記事を書きたいと思っています。
(追記:記事の後半を公開しましたので、こちらをご覧ください)

EdiblePark茅ヶ崎でどういう活動をしているのか、感じていただけたでしょうか。野菜の世話をしていないのかとお思いかもしれませんが、そんなことはありませんよ!(笑)
草刈りや誘引、土寄せなど、やるべきことは手分けしながら毎週やっています。メンバー全員で共有している畑なので、収穫も分け合います。キュウリ、ナス、トマト、オクラなどの夏野菜が収穫できる時期になって、畑の風景がにぎやかになりました。

EdiblePark茅ヶ崎で収穫したキュウリ

この日収穫したキュウリ。見た目は不ぞろいでも、自分たちで育てた野菜の味は格別です。(2020年8月撮影)

EdiblePark茅ヶ崎の活動に興味を持ってくださったら、ぜひ、Facebookページをご覧ください。体験会などはこのページで告知しています。畑でお会いできたら嬉しいです!

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〒253-0044
神奈川県 茅ヶ崎市赤羽根1469
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TEL 050-5360-2708

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