縄で竹を組む!EdiblePark茅ヶ崎のパーゴラ拡張大作戦その2

縄で竹を組む!EdiblePark茅ヶ崎のパーゴラ拡張大作戦その2

Green Rhythm代表のコジマが参加しているコミュニティ農園「EdiblePark茅ヶ崎」で、メンバーが普段どんな活動をしているのか、ご紹介しています。
前回に引き続き、パーゴラ(植物のつるを絡ませる棚)を作る過程に密着しました。

※ここで書いているのは、あくまでもEdiblePark茅ヶ崎でのパーゴラの作り方です。土質や材料によって作り方は変わります。また、細かい手順を省いている箇所もあります。パーゴラを作りたいとお考えの方は、専門知識のある方にご相談されることをおすすめします。

一発勝負!電動ドリルで支柱に穴開け

前回の作業では、パーゴラの支柱となる竹を2本立てるところまでやりました。次は、梁に相当する竹を横に渡して、縄で縛って固定する作業です。太い梁がずれてしまわないように、支柱に細い竹の枝を差し込んで、そこに縄を巻きつけます。

まずは、竹を横に渡す位置を決めます。すでにあるパーゴラに隣接するように新しいパーゴラを建てるので、そちらの梁とぶつからないように、下を通すことにしました。
新しいパーゴラの梁の位置は、地面から約185cm。身長が180cm以上の人は、頭上に注意が必要です(笑)

梁の位置を決めて、支柱に印をつけておきます。印をつけたら、インパクトドライバーという工具にドリルの刃を取り付けて、一気に穴を開けます。やり直しのきかない一発勝負ですが、EdiblePark茅ヶ崎のメンバーにはお手の物。ずれることもなく、きれいな穴が開きました。

支柱に穴が開いたところ

支柱に穴が開いたところ。青空をバックに、きれいな丸い穴が開いていると、スカッとした気分になります。(2020年8月撮影)

梁を縄でグルグル巻いて、しっかり固定したら完成!

支柱に開けた穴に、細い竹の枝を差し込んで、縄で固定します。枝を固定できたら、その枝の上に梁を乗せて、縄をしっかりと巻いて固定します。
縄や紐を巻いたり縛ったりするのは、畑でよくやる作業です。これまでに何度も、野菜を誘引するための支柱などを立ててきたので、みんな手慣れています。今回もあっという間にできました。

一度固定しても、すぐに終わりではありません。各自で見回りながら、「ここはもうちょっと補強した方がいいんじゃない?」など、意見を出し合います。 スムーズに意見を言い合えて、それを実現するためにみんなが手際良く動いてくださるのも、EdiblePark茅ヶ崎の良いところだと思います。
きっと、縄文時代のムラはこんな感じの共同体だったのではないかと想像しています。

梁を縄で固定したところ

梁を縄で固定したところ。2本の梁が見えていますが、下にある青っぽい方が新しいパーゴラの梁です。(2020年8月撮影)

きちんと固定されているか何度も確認して、パーゴラの完成です!この日も暑かったので、さっそく活用することになりました。
折り畳みできるサンシェードを屋根代わりにして、さらにタープを斜めに設置すれば、快適な日陰ができあがります。
これまでのパーゴラだけでは少し手狭だったのですが、拡張したことによって、畑作業の休憩場所として十分な広さの日陰が確保できるようになりました。

今回は、あらためて竹という素材のすごさを感じました。成長が早く、軽くて持ち運びも楽なのに、パーゴラのような大きめのものを作っても耐えられるだけの強度があります。
野菜を育てるときの支柱にもできるし、食器や箸にもなる。細かく割いて編めば、カゴやザルを作ることもできるなど、幅広く活躍してくれる素材です。
プラスチックの使用を見直そうという動きが出てきている今、竹を活用する方法をもっと考えても良いかもしれませんね。

右側が新しく建てたパーゴラ

右側が新しく建てたパーゴラ。サンシェードの設置が終わり、タープを張ろうとしているところ。(2020年8月撮影)

使いながら改良していくのがEdiblePark茅ヶ崎流

今回のパーゴラ拡張は、ひとまずこれで終わりです。今後は使っていきながら、改善すべき点があればメンバー内で相談して、直していくことになると思います。

EdiblePark茅ヶ崎でどういう活動をしているのか、感じていただけたでしょうか。もちろん、野菜のお世話や、秋からの種まきに向けての準備もしています。
この日は、EdiblePark茅ヶ崎でとれたキュウリから、たね(種子)をとる作業も行いました。

キュウリは収穫しないでおくと、大きく黄色くなります。さらにその状態でおいておくと、中のたねが熟していきます。そうしたら半分に割って、たねをかき出します。
そのままだと、たねの周りのヌルヌルを取り除きにくいので、3日ほど常温でおいて発酵させます。発酵しているかどうかは、匂いでなんとなく判断します。
発酵したら、きれいに洗ってたねを取り出し、乾燥させて、来年のために保管しておきます。 地味ですが、来年もまたキュウリを育てるために大切な作業です。

キュウリのたねを取り出して、容器に移したところ

キュウリのたねを取り出して、右側の容器に移したところ。たねを取り出した後のキュウリ(左側)は、EdiblePark茅ヶ崎で飼っているニワトリのエサになります。(2020年8月撮影)

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TEL 050-5360-2708

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