目指せランプシェード!EdiblePark茅ヶ崎でヒョウタンを育ててみた

目指せランプシェード!EdiblePark茅ヶ崎でヒョウタンを育ててみた

Green Rhythm代表のコジマが参加している会員制コミュニティ農園「EdiblePark茅ヶ崎」の活動についてご紹介しています。
農園で野菜を育てているのはもちろんですが、それ以外にもメンバーの「こんなことやってみたい!」を自力で何とかして叶えてしまおう、というのがEdiblePark茅ヶ崎のスタンス。今回は、ヒョウタン(瓢箪)を育てて何か作ってみよう、という取り組みを追いました。

ヒョウタンはグリーンカーテンとしても大活躍!

ヒョウタンと聞くと「お酒の入れ物」や「名前を呼ばれて返事をしたら吸い込まれる」などのイメージがあります。でも、実物を見たり触ったりしたことがある方は、それほど多くないのではないでしょうか。
EdiblePark茅ヶ崎では、今年初めてヒョウタンを育てました。去年の7月に作ったパーゴラ(植物のつるを絡ませる棚)にネットを張って、ヒョウタンのつるを絡ませます。

発案してくださったメンバーのカズさんに、なんでヒョウタンを育てようと思ったんですか?とお聞きしてみたところ、「ヒョウタンでランプを作ったり、器を作ったりしてみたかったからかな。昔からある手仕事のもの(生活雑貨)とかを、買うんではなくて、育てるところから作ってみたい」とお答えをいただきました。
お店に行ってお金を出せば完成品が手に入る時代ですが、それを当たり前と思うのではなく、原料を育てるところからやってみようじゃないか、という稀有な人たちが集まっているのもEdiblePark茅ヶ崎の特徴かもしれません。

EdiblePark茅ヶ崎のヒョウタンは、とてもよく育ちました。パーゴラの側面を覆い、天井にまで伸びていきます。
ゴーヤやヘチマなど他のつる性植物と比べても、ヒョウタンの葉っぱは一つ一つが大きいので、グリーンカーテンとしてかなり優秀なのではないかと思います。

さらに、花が次々に咲いて、実がどんどんできました。こんなに実がついたら、つるを巻きつけているネットが重みで破れてしまわないだろうかと一時期は心配したほどです。幸いにしてネットは破れることなく、ヒョウタンの実は無事に大きくなりました。

ヒョウタンのグリーンカーテン

ヒョウタンのグリーンカーテン。この時点では成長途中なので、ヒョウタンの実は小ぶりです。(2020年7月撮影)

ヒョウタンを収穫したら、水に沈める!?

ヒョウタンの実が大きくなったら、いよいよ収穫です。
ヒョウタンを加工するためには、皮だけを残して中身を抜く必要がありますが、その方法がユニークです。なんと、収穫したヒョウタンを水に沈めて、中身を腐らせるとのこと。
いったいどうなるんだろう?と思いつつも、バケツに水を入れて、ヒョウタンを沈めてみることになりました。ちなみに、EdiblePark茅ヶ崎には井戸があるので、作業用の水をわざわざ外へ汲みにいかなくてもいいというメリットがあります(※飲み水用の井戸ではありません)。

ヒョウタンに電動ドリルで穴開け

ヒョウタンの内部に水を染み込ませて腐りやすくするのと、中身が抜けやすくなるように、つるがついていた部分に電動ドリルで穴を開けます。安全には十分に注意して行います。(2020年9月撮影)

1週間くらいしてからバケツの中をのぞいてみて、全員が口を揃えて言いました。「くさい!!」と。
腐らせているのだから匂いが出てしまうことは予想済みでしたが、それにしても、びっくりするほど臭かったです。あるメンバーさんは「ドブのような匂い」と表現していました。
EdiblePark茅ヶ崎は開けた場所にあり、民家まで距離があるので特に問題になりませんが、自宅でヒョウタンの中身を抜こうとするのは難しいということがわかりました。

バケツの水をこまめに取り替えながら数週間置いておくと、ヒョウタンの中身がなくなったのか、匂いはだいぶ落ち着きました。それ以前に、みんな慣れてしまって、あまり気にしなくなりましたが(笑)

水につけて数週間たったヒョウタン

水につけて数週間たったもの。茶色味を帯びて「ヒョウタンっぽく」なってきました。写真ではわかりませんが、中身が抜けたために軽くなっています。(2020年9月撮影)

ランプシェードへの挑戦は続く・・・

今回は「ひょうたんランプ」を作ることを目標にしています。空洞になったヒョウタンの側面に小さな穴をたくさん開けて、中に電球などを入れ、穴から漏れる光を楽しむというもの。つまり、ヒョウタンを使ったランプシェードですね。

今やっているのは、中身を抜くところまでです。ランプシェードにするためには、これから乾燥させたり、側面に穴を開けたり、いくつもの工程を行う必要があります。
まだまだ道のりは長そうですが、メンバーみんなで力を合わせれば、きっと良いものができると信じています!

最後に、発案者のカズさんにいただいたコメントをご紹介します。
「最初は思いつきの衝動だったし、ヒョウタンは食べられないから本当に遊び感覚だったけど。育ててみたら、売り物を売り物として見てるときより、ヒョウタンのフォルムがさらにかわいく見えるよね(笑) それもおもしろいなあと思う。できあがったランプを買ってくるのは楽だけど、手間をかけると、買うだけでは味わえないものがあるのかもね」

「ヒョウタンのフォルムがさらにかわいく見える」というのは、本当にその通りだと思いました。ヒョウタンに限らず、自分たちで育てたものは全て、他で売っているものよりも輝いて見えますし、大切にしたくなります。
思いついたことに積極的に挑戦し、手間を惜しまないからこそ味わえる喜び。体験してみたい方は、ぜひ一度EdiblePark茅ヶ崎に来てみませんか?

不思議な形のナス

例えばこんな形のナスも、自分で収穫すればかわいくてたまらないのです。(2020年9月撮影)

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